中学2年生の3月13日。


軽く期待していた私は少しホワイトデーが待ち遠しかった。


もし、もし、貰えるなら、その時に告ろう。


貰えなかったら、終業式の時告ろう。


どっちにしても私は告白するつもりだった。


私はいつも通り部活をし、家に帰って、ケータイをみたら、


コウからメールがきてた。


それだけで幸せな気持ちになった。


『明日、なんていうか、チョコ渡したい』


と。


私は『ごめんね、ありがとう』っと送った。

だけど、なんか言わないと、って思った。本当に自分でもよくわからなかった。
でも言ってしまった。


『好きです、付き合って下さい。』


なんで送ったって?
わからない。今でもよくわからないけど、言っちゃった。


返信は、30分後ぐらいにきた。


『ごめん、俺今好きな人がいるんだ。ごめん』


あー振られちゃった。初恋で、初失恋。


なんかもう笑えちゃう


『全然大丈夫だよー!ありがと!ごめんね!』っと送って、ケータイを机の上において


ベットに寝っ転がり、ぼーっとした。


自然教室の時に好きになって、なんかいろいろあったなー...


つらかったけど、すっきりもしたし、涙はでなかった。


ただ好きでいたことには後悔はなかった。


ありがとう、コウ


ずっとあの日の夜はつぶやいてた。