チョコをコウに渡した後、
教室からサッカー部が練習しているグラウンドを眺めた。
コウが一生懸命走ってる...
それだけできゅんっとなった。
あの日は一人でずっと教室に残った。
そして、走って帰って
ミルやトモヤにまたメールで報告し、
トモヤにチョコを渡すためにいつもの公園で、待ち合わせをした。
私は公園のブランコに座って待っていた。
トモヤがこっちへ向かってきた。
「よぉ」
「トモヤー!トモヤ、あの時本当にありがとう!すごい助かった!これ、チョコ!」
「さんきゅ」
そう言って、私からチョコを受け取り、
トモヤは私の隣のブランコに座った。
「バレンタインチョコとか、義理で貰うの初めてだわ笑」
「奈々も義理で男子にあげたのトモヤが初めてだよー」
「お互い初めてか」
「うん!そうだね〜はぁ、やっぱ2月は寒い!」
トモヤ「....。」
奈々「....。」
急にトモヤが立った。
奈々「どうしたの?」
トモヤ「ほ、ほらよ。」
奈々「え?」
トモヤが自分のマフラーを私に巻いた。
「大丈夫だよ?」
その時私はどきどき心臓が言っていた。
「いいから。風邪ひくだろ?」
「あ、ありがとう...」
「チョコ...ありがとうな」
「う、ううん」
マフラーからトモヤの匂いがした。
抱きしめられた時と同じ匂い。
「俺...帰るわ...」
「うん!また明日ね」
そして、いつもの透き通るような笑顔でにこっと私にした。
けど
トモヤの顔は寂しそうにもみえた。
帰ってる途中、メールがきてるのに気がついた。
コウからだった。
『チョコ、ありがとう。うまかった』
『美味しいって言ってくれて嬉しいよ』
『ありがとうな』
『ううん。食べてくれてありがとう』
美味しいって言ってくれたんだ。
よかったー!
ミルからも『奈々がんばったね〜!よかったよかった』とメールできた。
頑張って良かった。
でも、もうすぐでクラス替え。
3年生になる。
早くしないと。
クラス替えでコウと離れてしまう。
その前に絶対に告白する。
絶対に。
教室からサッカー部が練習しているグラウンドを眺めた。
コウが一生懸命走ってる...
それだけできゅんっとなった。
あの日は一人でずっと教室に残った。
そして、走って帰って
ミルやトモヤにまたメールで報告し、
トモヤにチョコを渡すためにいつもの公園で、待ち合わせをした。
私は公園のブランコに座って待っていた。
トモヤがこっちへ向かってきた。
「よぉ」
「トモヤー!トモヤ、あの時本当にありがとう!すごい助かった!これ、チョコ!」
「さんきゅ」
そう言って、私からチョコを受け取り、
トモヤは私の隣のブランコに座った。
「バレンタインチョコとか、義理で貰うの初めてだわ笑」
「奈々も義理で男子にあげたのトモヤが初めてだよー」
「お互い初めてか」
「うん!そうだね〜はぁ、やっぱ2月は寒い!」
トモヤ「....。」
奈々「....。」
急にトモヤが立った。
奈々「どうしたの?」
トモヤ「ほ、ほらよ。」
奈々「え?」
トモヤが自分のマフラーを私に巻いた。
「大丈夫だよ?」
その時私はどきどき心臓が言っていた。
「いいから。風邪ひくだろ?」
「あ、ありがとう...」
「チョコ...ありがとうな」
「う、ううん」
マフラーからトモヤの匂いがした。
抱きしめられた時と同じ匂い。
「俺...帰るわ...」
「うん!また明日ね」
そして、いつもの透き通るような笑顔でにこっと私にした。
けど
トモヤの顔は寂しそうにもみえた。
帰ってる途中、メールがきてるのに気がついた。
コウからだった。
『チョコ、ありがとう。うまかった』
『美味しいって言ってくれて嬉しいよ』
『ありがとうな』
『ううん。食べてくれてありがとう』
美味しいって言ってくれたんだ。
よかったー!
ミルからも『奈々がんばったね〜!よかったよかった』とメールできた。
頑張って良かった。
でも、もうすぐでクラス替え。
3年生になる。
早くしないと。
クラス替えでコウと離れてしまう。
その前に絶対に告白する。
絶対に。
