2番目の恋

中学2年生の9月の上旬。


私はいつものノリで委員会にはいった。


しかも、生活委員っていう。


授業態度が一番悪い私が生活委員っていう。


何回も言うけど、生活委員ですよ。


今思えば、なにやってるんだって感じ


その日は放課後に委員会があった。


私は生活委員会がある教室にいった。


がらっ。ドアをあけた。

「あ、あれ?ここじゃなかったっけ?」


誰もいなかった。


「んー...まぁあとで来るのか」


私は席に座ってぼーっとしてた。


がらっ。ドアのあく音がした。


振り抜くと、知らない男の子。


誰だ?この人?生活委員か。


それにしても、身長もあって、イケメンだなー。先輩だよね?


その男の子は、席に座った。


ずっと私たちは、座って、ぼーっとしていた。


かちかちかち。時計の音。


あれ?おかしくない?なんで来ないの?


「おかしくね?」


後ろに座ってた男の子が喋った。


「お、思いました!誰も来ないですよね?」


「おかしい...よな」


「はい...」


その途端イケメンな男の子が


「あぁぁぁぁあああ!」


「へ!?」


「今日体育館だ!!!!」


「へ!?嘘でしょ!?体育館!?」


「走るぞ!」


「は、はい!!」


私たちは急いで教室をでた。そして体育館へ向かった。


「つーかさ、」


男の子が走りながらしゃべった。


「はぁはぁ、はい!」


「俺、お前と同い年だよ。3組。」


「はい??」


「ばーか」


私は足をとめた。


「あ、あの名前は?」


その男の子は喋った。


「トモヤ。3組のトモヤ」


「と、トモヤ...」


「お前は?」


「奈々...です。」


「そっか。よろしくな」


その時の笑顔は本当に本当に可愛くて、息がつまりそうになった。