2番目の恋

中学2年生の8月の中旬。


いよいよ待ちに待った。夏祭り!


小学校にある夏祭りは、私の学校の生徒が来る。


私もはりきって浴衣を着て、少し化粧をし、ヘアアレンジっていっても髪が短いから編み込みをして行った。


ミルはミルで、可愛い黒の浴衣に、髪をお団子にして、アクセサリーをつけていた。


「奈々ー!!!かっわいー♡」


「ミルの浴衣エロい!」


「ふっふん!気合いらてエロいのした!」


「うぇーいいいじゃん♡」


「でしょでしょ!」


「似合ってるよん♩」


「ありがとう!あ、わたあめ!わたあめ食べたい!」


「いこいこー!」


そんな感じで相変わらずミルと私ははしゃいだ。


わたあめを食べてる途中ミルがサッカー部に指を指しながら、


「お!サッカー部!もしかしたら、愛しいのコウもいるかもよ♡」


「ばっかじゃないのー?コウがこういうところ来るかー?」


「いーや。来るね。だってほら!」


ミルが前の方を指差した。


私はミルの指している方向をみた。


そこには相変わらずなコウがいた。


「うっそー....」


「奈々さん、なに乙女な声してんの♡」


「つ、つい...嬉しくて...」


「奈々、顔真っ赤ー!」


「うそ!?久々にコウみたからかな?」


すごく嬉しかった。もうこれだけ十分って思った。そしたら急に


「告白。」


「え?」


「奈々!告白しよう!」


「ほえ?」