中学2年生の5月の上旬。


2-1の担任 いづ先生が「では、今から自然教室の係り決めをします。まずは、班長をやりたい人ー!」


私の学校では自然教室という、1泊2日の自然を体験する学習があった。


そして、今は係り決め。班長をしたいという人は基本誰もやりたくない。


けど、私はなんでも仕切りたい人だったために、


「は、はーーーい!私がやる!」


私の親友で今でも仲良くしているミルが


「えー!?奈々ができんのー?」


「で・き・る!!やるやるやる!」

そして、私は班長になった。


自然教室は、いつも一緒に行動する活動班と、宿で一緒に寝る部屋班があった。


ふたつともくじ引きで


活動班は女子2人。男子3人。計5人。
しかも、女子はミルだった!!!


ミルが私に向かって
「マジで奈々の班!?やばい!!楽しくなりそう♪」


「私も思ったー!やばいよね!」


「し・か・も!男子3人♡最高じゃない?」


「え?なんで?」


私は、転入したばかりで、みんなのこともよく知らなかった。


「奈々、そっかー 転入したばっかだもんね。」


「うんー。」


「じゃぁ、うちが教えるよ!」


「あったりまえっしょー!」


後から聞いた話だと、あの3人はいわゆる、クラスの中心的グループにいるんだと。まぁ確かにそう言われてみれば、そうかも。


まず、ナオ。彼は身長は低くて、顔は可愛らしい。

次に、タク。顔は3人の中じゃかっこよくて、身長は...平均ぐらい?

最後は、コウ。顔は3人の中じゃ...って感じだけど、身長が高くい。



この3人の共通点といえば、サッカー部、同小、面白い、ノリが良い、下ネタ好き。


そして、私とミルを合わせた5人の共通点はノリが良いと下ネタ好き...かな。でもこれは仕方が無い。年頃の男女ですから。


この5人で、1泊2日の自然教室のほぼを過ごすことになる。