またすぐに会おう

そう約束した。

メールアドレスも交換して

家に帰ってゆっくりしていた
ずっと考え事をしていた。

出会えたってことは奇跡なのかな
これは運命？

こんなこと考えたって
どうしようもない…けど

何時間も考えた。



「もう寝ちゃってる？」

時刻は12:00たまたま起きてた。

そのこと考えてたら
寝れなくなっちゃったから

「起きてるよ～」

「明日会いたい。」

急な提案に驚いた。

「なにかあるの？」

「花に会いたい。」

会いたい。としか言わないすばるくん

だけど、愛を感じる。

「いいけど、夕方しか会えないかも」

「なんで？」
え？？なんでって…

「夕方がすきだからかな」

なんでだろう。
恥ずかしいのかな。照れてるのかな、
会うことに対して先延ばししてるの？

「え？なにそれ。会おうよ。
昼に花んちに迎えに行くから」

わかった。
返信したあとドキドキがとまらなかった。

なんだろう。

愛ではなく恋なのかな。

愛と恋の違いがわからない。

なんなのかな？？

私には分からない

結衣菜なら…
「結衣菜。今日すばるくんと付き合った！」

速攻返事が返ってきた

「え！？本当に！？
おめでとう♡♡」

なんか照れくさいなー、

「でもなんか、
付き合ったけど愛ってより恋って
感じがするなーって思った、」

「どうして？」

「会おうって言われても乗り気にならない
というか照れてるというか」

「そうなんだ。あたしにはわかんないや
でも、花がそう思うならそうなんじゃない？
人には分からないけど自分ではわかるでしょ？」

そうだけど。

言いたいことわかるよね？

結衣菜だし仕方ないよね？？

「To　青山すばる
件名　明日のことだけど…

明日はご飯食べに行きたいな!!
近くにイタリア料理のお店があるの
そこのパスタがすごーく美味しいの！」

これでよしっと

すばるくんと付き合ったんだ。

やっぱり1日目だからかな
嘘みたい…。

夢じゃなければいいな。

まんまるのほっぺたをつついたり
つねってみる。

いたたたたたた。

強く引っ張りすぎて赤くなるほっぺ。

夢じゃないんだ。

現実なんだよ。

嘘じゃないの。あの青山すばるくんの
彼女なんだ。

幼稚園から高校まで
ずっと恋してきた12年間

私ってすごい。
なんて一途なんだろう

感心してる場合じゃないや