しばらく3人の間に沈黙が流れる。 「つか、ここ離れようぜ。コイツ起きたら面倒だし」 そう言ったのは銀髪。 「……立てない」 「あ?」 「だから、立てない」 そう言ったのは私だった。 すると金髪が近づいてきて 投げつけられたままだったコートを私に羽織らせた。 「…お前、こんな時も泣かねーのな」 小さく呟いて、私を抱き上げた。