目の前では さっきまで私の上にいた男が、金髪に殴られてる。 「…あ」 声が出ない。 足も動かないし、立てない。 私は、ただその光景を茫然と見ているしかなくて 一方的に殴られている男は完全にもう意識飛んでると思う。 それでも笑いながら殴り続ける金髪を、やっぱり怖いと思った。