「ちょ、本当無理だから」 力で敵わないことは分かってるけど、抵抗せずにはいられない。 「おい、暴れんなよ」 「は?じゃあ離してよ」 「…チッ」 ――――――ガンッ!!! そんな鈍い音とともに、口の中に鉄の味が広がる。 「これ以上暴れるなら、顔面見れなくすんぞ」 嘘… 殴られた?