どれだけ、声を張り上げていたんだろう。 私がいる階段の踊り場は もちろん下から丸見えで 心配そうにこっちを見ているのは サブメンバーのうちの一人で 最近よく話すようになったダイキ。 不意に目があった瞬間、 思い出したのはユメの言葉。 "時間はいくらでもあるから!" 思わず自嘲的な笑みが漏れる。 やっぱり 私に時間なんてないじゃないか。