Rain~不良彼氏~






「んー気が変わった。その顔歪ませたい」



男は小さく呟くと
そのまま私の首に顔を埋めた。



「い、やだっ、」




その瞬間に襲った感情。






前とは違う。






前に襲われたときは…








だって、誰も居なかったから。



わたしを心配する人も
助けてくれる人も居なかった。








だけど、今は違う。







私は、やっぱり弱くなってしまったのかもしれない。