春休みに入った。


ご丁寧に毎朝鬼神とハルトが迎えに来るから
私は毎日倉庫でダラダラと過ごしていた。




「ミウ!!」




アキラが私に買ってきてくれた雑誌を
静かに読んでいた私。


そんな私に少しふてくされた様に
声をかけてきたユメ




「…どうしたの」




今はユメとふたり。
他のみんなは用事らしい。


つまりユメは私のお守りだ。