「別に、平気」




そう言って屋上に続く階段を登った。




「平気って顔してねーぞって、おいっ!!」




珍しく焦った鬼神の声が後ろから聞こえたと思えば



なぜか私の視界はゆっくりと上へ。







あ、落ちてる?






冷静にそんなことを考えながら
私は意識を手放した。