「ついたぞ」 「……」 「お前まだ寝てんの?」 「分かってるから」 いまいち噛みあってないけど いつの間にか学校に着いていたらしい。 「って、ちょ…」 また抱えられてバイクから降ろされる。 自分じゃ乗り降りできないからしょうがないけど、やっぱりちょっと抵抗ある。 「おい、行くぞー」 少し前にいる鬼神とハルト。 私はゆっくり2人の背中を追いかけた。