「でも、この海岸沿いだけを
血で染めるのなら
一人だけでもできるんじゃ
ない?」

「そうかもな。
てかお前、俺の話きいてた?
縁起でもないこというなよ」

「縁起なんて関係ないよ」

「は?なんでだよ?」

「だって…だって喜多は」