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千夏の自宅前
――よし!!
インターフォンを押してから、
おばさんに挨拶。ここまではオッケー
ノックしてからドアを開ける
「千夏いる?」
「あ、ナイスなタイミング~」
ん?
「宿題分かんない」
「ん」
「これなんだけど」
英語か…
「ちょっと待ってな」
えーと……
「……カズくん」
「んー?」
「この前、寝ちゃって…」
どきっ
「運んでくれた…んだよね?」
「あ、うん」
「「………………」」
き、気まずい
「……あのさ、今度空いてる日あるか?」
「え?」
「どこか行かない?」
「……うん」
よ、良かった~
「あー…いつ空いてる?」
「ちょっと待ってね」とスケジュール帳で確認してる
「今週なら…日曜か、土曜の午後かなあ」
「じゃ、土曜の午後で」
確か、何もないはず
「どこか、行きたい場所とかあるか?」
「えーと、そうだなあ…」
「あ」
「この前出来たショッピングモールあるでしょ?」
「そんなん、あった?」
「あるの!電車なんだけど、そこがいい」
「ん、分かった」
よし!
あとは…
「千夏」
「なに?」
「宿題やろう」
「…そうだった~…」
無事に、約束をとりつけて、宿題も終わった
「じゃあ」と千夏の家を出た
あとは
オレの心構えだけ

