ある男子高校生の恋愛事情


「大体にして、攻めてもないし
攻められてもないじゃないですか」

「ただの自爆だな」


「「ギャハハ!!」」

「いい加減に笑うのやめい」



「無理だ。思いだしてしまう」

「どんだけメシウマなんですか」


フン。勝手に笑ってればいいさ



それより、ゲームが気になる

二人の笑いがおさまるまで取扱説明書を見て、
キャラクターの物色しよう



ジーーーー


「先輩、このゲームはトゥルーエンドだと最後にコスプレさせられるんですよ」

「マジか」


すばらしい特典だな。スタッフ、グッジョブ!


「今それやろうぜ」

「あっ、いいですねー」


え゛



「やだ!楽しみが減るじゃないか」

「山口の好きじゃないキャラにするから」


「3人の好きなキャラを除いた娘にしましょうよ」

むぅ


「僕は、絶対に女教師です」

「俺は、あえてメガネっ娘かな」


じゃあ……

「オレは幼なじみで」

「「………ふーん」」



「ここでもか」

「どんだけ千夏さん中毒なんですか」


なっ!


「一言も千夏だなんて言ってないじゃないかっ!」

「となると、残りのキャラは………」



「「「天然ロリ少女」」」