「わかりました!」


「うん、いい返事だ」


ポンっと頭を撫でられる。


へへっ♪


昔から私、この手が大好きなんだよね♪


撫で方が優しいからかな?


愛されてるって実感するんだ。


「さて、依亜も戻ってきたし、ご飯でも食べに行くか」


「それはいいわね。何を食べようかしら」


笑顔で何を食べるか決めているお父さんとお母さん。


2人を見つめている私の横に、空にぃがやってきた。


…しかも、すっごい笑顔で。


「空にぃ。どうしたの、行かないの?」


一歩も動かない空にぃ。


それとは反対に、お父さん達はどんどん進んで行く。