続・銀髪姫と不良幹部

「あーっ!!少しは黙りなさい!」


叫びながら言うと、うるさかったのが嘘のように静かになった。


うん、最初からそうしとけばいいのよ。


ま、こうなった原因は私にあるんだけどね。


「言うなら一人ずつどうぞ」


今なら特別に何でも答えてあげる。


そう付け足す。


今回だけだからね!


「じゃ、お先に僕から」


お、雄吾が最初なんだ!


何聞かれるのかな?


…待って、あの雄吾だよ?


絶対説教に決まってるよ!


うわ、今更だけどすごく逃げたくなってきた!


「な、なに?」


警戒しながら聞いてみる。


今更やっぱりやめたは効かないだろうしね。


「なんでその登場の仕方にしたんですか?」


あれ、結構まとも?


これは説教なしなんじゃ⁉︎