「やっぱりそうか」


「やっぱりってことは史音は気づいてたの?」


「ああ。俺んちは病院だし、お前ら結構似てるからな」


似てる?


全然意識とかしたことないけど、似てるのかな?


「…瑠依」


組員と一緒にいる瑠依に声をかける。


「…お姉ちゃんっ」


久しぶりに呼ばれた。


しかも涙を目にいっぱい溜めて。


抱きしめたいけど、それは全部片付いてから!


「ごめんね、辛かったら耳塞いでて?」


瑠依には辛いと思うから。


そう思って言ったが、瑠依は首を横に振るばかり。


瑠依も瑠依で、覚悟をしているのだろう。


「ありがとう。辛くなったらいつでも言ってね?」


「うんっ」


さてと、本音、ぶちまけてきますかっ。