続・銀髪姫と不良幹部

「連れてきました」


「ご苦労」


ああ、来てしまった。


この瞬間が。


怪しいという奴らは誰かわかっている。


だって私の後ろにいる瑠依の息を飲むのがわかったから。


「ちょっと瑠依を頼む」


「はっ!」


これで瑠依は大丈夫。


私はゆっくりと2人に近づく。


「…ねぇ、どうしてこんなことをしたんだ。…父さん、母さん」


2人に向かって言い放つ。


その瞬間、周りがざわつき出す。


横目でみんなを見てから、2人をもう一度見る。


「ねぇ、どうしてだよっ」


〝私〟を捨てたのは父さん達だろ?


なんで私を殺そうとするんだよっ。


訳わかんねぇよ…。


瑠依まで巻き込んで。


そんなに俺が邪魔だったのか?


目の前から消えたんだ。


それで満足だろ?