「ふっ、わざわざ殺されにくるなんてな」


「殺されないから。…ところでそっちの総長は瑠依でしょ?なんでいないの」


普通は総長ならいるはずよ?


なんで?


それがさっきから気になっていたんだよね。


「瑠依?あぁ、あいつなら親に呼ばれてここにはいない」


あの人達に?


何かまだ企んでるの?


「ふぅん、それならいいや。…それより、後ろに隠れてる人達出て来てくれない?」


「ははっ、バレてんのかよ。さすがと言うべきか」


男がパチンと指を鳴らすと、いろんなところから厳つい顔をした男達が出てきた。