あれからレンタくんの

しつこい連絡はたくさんきている


『おはよ!リカ起きてる?』


『リカ~電話したいなぁ~』


『リカに会いたいよー!!』


『リカ今まで何人彼氏いた?』



クッソうぜぇ……


この時あたしの中の男まさりな

性格の何かが動いたのです(笑)



「あのさー…ちょっと

いい加減にしてくれる?

しつこい。

それにさーシゲキくんから

聞いたんだけど?

レンタくん何人の女の子に

手出してるんしょ?

こーゆーのやめたら?」



『あーあ、せっかくセフレが

もう一人出来ると思ったのによー

ってかお前に何がわかるの?

俺は俺の人生だから

口出しする筋合いないだろ?』



え…?セフレ?

ってか何それ、気色悪いわ



「別に口出しじゃないけど

あまりにもしつこいし

気持ち悪いから言っただけ。」



『あっそ、ってかお前

シゲキの事好きなんだろ?

無理だよやめとけ。

アイツ恋愛とか全然わかってねぇーし

馬鹿みたいに野球好きだし

もし付き合ったとしても家遠いから

全然会えねぇーぞ、

まぁきっと振り向いてもらえず

終わるな(笑)残念だな』



「ねーそれこそ

あなたに何がわかるの?

口出ししないで

そんなのわかんねぇーだろ」



『まぁブスはブスなりに

頑張れ(笑)』



ほんとに腹立つ

年下にこんなに馬鹿にされたの

初めてなんだけど…



しばらくリカは

怒りが収まらなかった。