『どうしたの?』


「あのさ、話があるの。」



『うん、何?』



「あたしらもう終わりにしよ、

お互いすれ違ってて疲れちゃったし

あたし…その…好きな人が

出来たの…………ごめん…。」


最低な事をしているのはわかってる

まだシゲキくんの気持ちなんて

知らないのに、、、、

でももうここで終わりにしないと

ダメだと思った。


「リカに好きな人が出来て

しまったならしょうがないね。

幸せになってください。

でも俺はまだ好きだから

いつでも戻ってこいよ。」


『…ごめんなさい…。』


涙を堪えながら電話を切った。



とても罪悪感でいっぱいだったけど

これでシゲキくんとちゃんと

向き合える事が出来るよね…

と心の中で言い聞かせる。



リョウタ

たくさんの思い出をありがとう。

こんな私を好きになってくれて

ありがとう。

最低な女でごめんなさい。






リカは次への道へ進む……