スキ×キライ=スキ?

「コーラのボトルね」

見上げて言うと、とも太が口の端を上げて笑った。

「せーの」

「うそっ。満点!?」

近くにいた何人かが視線を向けた。
広げられた答案には大きな花丸がついていた。

「ともー。呼んでる」

声がした方を見ると、1-4の札の下から覗きこむように立っていた女子二人を指差していた。

二年の先輩だった。

とも太が頷く。

「ゴチになりまーす」

ピースサインを出して前のドアから出ていった。

そのまま女子二人と窓際に寄って話し始めた。