「はい。どうぞ」
会長から手渡されたのは、四つ折りにされた濡れたスポーツタオルだった。
躊躇いがちに受け取って、顔に押し付ける。少し、楽になった。
「あの時言うことになって、失恋の薬として、諦めるためにって思ったけど、かえって辛い思いさせちゃってごめんね」
会長の優しい声に、また涙が込み上げてくる。
タオルを両手で顔に当てたまま頭を横に振る。
違う。
生徒会長のせいじゃない。
遅かれ早かれ、きっと想いを伝える日がきたはずだから。
何かを変えるには、言わなきゃ始まらないから。
そして、終わらせるためにも、言わなければならない。
会長から手渡されたのは、四つ折りにされた濡れたスポーツタオルだった。
躊躇いがちに受け取って、顔に押し付ける。少し、楽になった。
「あの時言うことになって、失恋の薬として、諦めるためにって思ったけど、かえって辛い思いさせちゃってごめんね」
会長の優しい声に、また涙が込み上げてくる。
タオルを両手で顔に当てたまま頭を横に振る。
違う。
生徒会長のせいじゃない。
遅かれ早かれ、きっと想いを伝える日がきたはずだから。
何かを変えるには、言わなきゃ始まらないから。
そして、終わらせるためにも、言わなければならない。
