「お待たせー。行こっか」
場違いな明るい声で、昇降口から会長が出てきた。
そのまま校門の方へ歩いていく。
その後ろ辺りを私と真姫が並んで歩いて、後からとも太がついてきていた。
鞄を持たずに学校を出るのは変な感じだ。
校門を出ると交通量のある道路で、歩道へと入る。
二人並んだくらいの幅の歩道を、会長、私と真姫、とも太が縦に1人分の空間を空けて歩いていた。
「時田さん、せっかくの時間だから美風ちゃん借りてもいいかな?」
イベントのこと、先生のこと、笑いを交えながら、顔を斜めに話しかけてくれてた会長が、信号待ちで真剣な顔をした。
「あ、はい。気付かなくてすいませんっ」
ずずいと、真姫が私を押す。
場違いな明るい声で、昇降口から会長が出てきた。
そのまま校門の方へ歩いていく。
その後ろ辺りを私と真姫が並んで歩いて、後からとも太がついてきていた。
鞄を持たずに学校を出るのは変な感じだ。
校門を出ると交通量のある道路で、歩道へと入る。
二人並んだくらいの幅の歩道を、会長、私と真姫、とも太が縦に1人分の空間を空けて歩いていた。
「時田さん、せっかくの時間だから美風ちゃん借りてもいいかな?」
イベントのこと、先生のこと、笑いを交えながら、顔を斜めに話しかけてくれてた会長が、信号待ちで真剣な顔をした。
「あ、はい。気付かなくてすいませんっ」
ずずいと、真姫が私を押す。