スキ×キライ=スキ?

「喧嘩したんじゃないの?」

「心当たりない」

美風が唇を尖らせた。
何度も記憶を辿った。
でも、怒らせてないし、拗ねるようなことも言ってない。

「はぁぁ。もー頭ぐちゃぐちゃ」

美風は抱えていたクッションに顔を埋めた。