スキ×キライ=スキ?

「じゃあ、あとこれ。教室のどこかに貼っておいて。よろしく。みんな、またなー」

ペラッと1枚の紙を手渡して、
手を上げて、
みんなのハイタッチに答えた後に手を振って、
廊下を歩いてく後ろ姿を見送った。

隣の教室は、ほんの1分足らずでまた次へと向かっていく。

このノート渡すために、わざわざ?
それとも、会いに来てくれた。とか?

「わ、見て! 生徒会雑用募集だって」

「マジ? すげー。俺、やろうかな」

「無理無理。条件厳しいって。テスト順位学年10位以内継続。放課後の部活動と両立できる者。秘密を絶対口外しない者。要面談あり」

「うそー。私、絶対無理ー」

1枚の紙っぺらは、すぐに誰かに取られて、クラスメイトの間を回っていた。