思えば、その日からだった。
三日間一緒にいて、意識するようになった。

私って、単純なのかな…。

六畳の自室、ベッド側の壁に高窓がある。
そこを開けると、とも太の部屋の窓が1メートルくらい先にあって、だいたい夜の8時にはカーテン越しに人影が見えていた。

机には、小指の爪ほどの石が、テーマパークのお菓子の空き缶にたくさん入っていた。