「そんな緊張しなくていいよ。こっち、こっち」
会長が手招きしてフロアにあがる。
美風も靴を脱いで、靴下のまま後を追った。
会長は『願叶箱』の前でブレザーのポケットから、紫のナイロンのエコバッグを取り出して広げていた。
「これ、持っててくれればいいから」
受けとるのに近づいて、さらに緊張で頬が熱を帯びた。
近距離で聞く声がいい。
男の声で低くて、でも甘い。
「最近、増えちゃってさ」
そう喜びながら『願叶箱』の箱を、片手で抱えながら天井部をもう片手で引き抜こうとする。
袖が捲られ、露になってる腕の血管が浮き上がり、パコッと軽い音がして外れた。
抜けた天井部分を脇に挟んで、エコバッグに向けて会長が豪快に箱をひっくり返す。
ざざぁっと白や黒やカラフルや、手紙やメモや絵馬までも、多種多様の中身が一気に落下した。
半分以上が袋に入らず散らばった。
会長が手招きしてフロアにあがる。
美風も靴を脱いで、靴下のまま後を追った。
会長は『願叶箱』の前でブレザーのポケットから、紫のナイロンのエコバッグを取り出して広げていた。
「これ、持っててくれればいいから」
受けとるのに近づいて、さらに緊張で頬が熱を帯びた。
近距離で聞く声がいい。
男の声で低くて、でも甘い。
「最近、増えちゃってさ」
そう喜びながら『願叶箱』の箱を、片手で抱えながら天井部をもう片手で引き抜こうとする。
袖が捲られ、露になってる腕の血管が浮き上がり、パコッと軽い音がして外れた。
抜けた天井部分を脇に挟んで、エコバッグに向けて会長が豪快に箱をひっくり返す。
ざざぁっと白や黒やカラフルや、手紙やメモや絵馬までも、多種多様の中身が一気に落下した。
半分以上が袋に入らず散らばった。
