スキ×キライ=スキ?

そんな顔を見られたくなくて、立ち上がった。

自分のリュックを肩にかけ、後ろの席にとも太の鞄を取りに行く。

とも太が美風の背中に、変顔であかんべーを向けた。

真姫が笑う。

「ともー。何した?!」

「なんも。ほら、急がないと始まるぞ」

とも太が時計を指差した。

15時20分。
開始は25分。

三人は小走りに体育館へと向かった。