愛菜side

空き教室から出ると…

「うぅ…。
ごめんね、愛菜…。

私のせいで…
殺気で、正体がばれたら…私…。」


癒奇………。


「癒奇、違う。
大丈夫。バレないから。
私が、保証する。だから、心配しないで……癒奇は、笑って?」





癒奇は、笑顔が似合う。
お願い、そんな、
苦しそうな顔しないで……。