私は、生まれてすぐに、 捨てられた。 この…真水家の門の前に。 凍えるような…。 真っ白景色の、雪の日に。 癒奇と、一緒に。 だから、癒奇の名前は、 ゆきってよむし、 私は、愛菜…。 捨てられてしまったから、そんなこと、忘れてしまうぐらい、愛されるように。