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瞼から眩い光が差し込んできた。
ゆっくりと目を開けた先には森があった。


あれは夢だったのだろうか。



私は死んだのだろうか…。
怖い。足が震える。



闇雲に森を走った。


走ってから数分が経った頃、森の奥に凄く眩しいぐらいの光が見えてくる。



石や根っこに転びながらもその森の奥の光を目指す。



そこが、あの世では無いと信じて…。



そこに私の人生があると信じて。


ここが何処か知るために。


私は光に向かって手を伸ばした。