「そうか、ならば人間に変幻してやってもいいが?」



は?なんで考えてることわかんの?



エスパーではないし、この世界の奴は心が読めるとか?


「声に出してる。心は読めるが、一部のやつしか読めないぞ?」


不覚!!!次からは出さないようにしないと。


というかここは何処なのだろう。
真っ暗で何も見えない。


『ねぇ、ここは何処なの?』



「お前の夢の中だ。すまないな、もう時間がない…じゃあな、また会うだろう」


待って!!!!


そう叫んだが、間に合わなかった。


もっと話したかったのに。



足が動かなかった。
大切な事を聞ける気がしたのに。