私は、制服を着た後用意された荷物を持って兄さまのところへ行った。

もちろん、夜月と大剣をもって。


兄さまのとこに行くと
林檎が用意されていた。


「綺琉がさ、林檎好きだって思い出したからさ林檎用意してみたよ」

食べながら学校いってね。と満足感のある顔で言った。


「術でたまには我に連絡しろよ?」


『うん!分かった。ライも連絡してね!』



「ねぇ、もう時間がまずいんじゃないかな?綺琉、早く行くよ!」


そう言った後で、兄さまはライに荷物の転送よろしくと言っていた。



紫色の魔法陣が私と兄さまの下に現れ、それが転移の魔法だと分かる。


『ライ!行ってきます!』

林檎に齧りつきながら行った。



『あぁ、気おつけろよ。』

そうして、私達はライから姿を消した。