「決まり…ね。ヴィル契約手続きお願いね。」
手続きなんて必要なの?
それに…何が決まりなのだろうか。
『決まりね。ってどういうことですか?』
「あの物はね凄く重くて持ち上げられないのよ。それに10分の1を封印してしまったら普通の人は物を解放しない状態で魔法を使うと死んでしまうわ。」
「だが、強い魔力を持ち、物に認められた者は物の主人となる。その契約を今からするからそこの魔法陣の上に立て。」
ライに指を指された方を見ると気づかなかったが魔法陣が書かれていた。
私は魔法陣の方へ歩き、魔法陣の上にたった。
「その大剣で自分の血を垂らしてね。」
私は怖かったが、直ぐに実行し血を垂らす。
「大剣に認められし者の力を封印し、解放するための糧となれ。」
ライが呪文を言い終えると私の中から何かがかなり減ったように感じた。
と言うか、凄く怠い…。
「これをやっても気絶しないなんて⁉こんなのヴィル以来よ。でも、少し怠いようね。あと、それをあまり手放してはダメよ?」
フィオネさんにわたしは大剣を渡された。
すると、兄様が呪文を唱えた。
「リヒト」
兄さまがそう言った瞬間怠さがなくなった。
魔法なのだろう。
『兄さま、ありがとう。』
綺琉は満面の笑みでお礼を言う。
シエルは口を抑えて顔を赤くしてそっぽを向いた。

