「いや、綺琉だけだ。綺琉だから優しく出来る。綺琉のためなら何でもしよう。」
『なんでわ…』
“なんで私なの?”という言葉は兄さまの“折角だから満喫しよう?”という言葉でかき消された。
話を変えるように兄さまは言葉はを発する。
「三年間顔を見れなくなっちゃうんだから満喫しなくちゃ!」
そう言ってライとキルディアの手を引っ張る。
兄さまが引っ張った先に珍しいアクセサリーがあった。
兄さまは私達の手を離し、珍しいアクセサリーのある店に入った。
兄さまはお店の人と少し談笑したあとに私を見て手招きをした。
「フィオネ、この子が俺の妹だ。特別製を頼む。」
『こ、こんにちは。』
美人な人だなぁ…。
フィオネって言う女の人は私をガン見している。
何と無く何かをしたそうにムズムズしている。
なにをしたいんだろう?
「か…」
ーーーーか?

