「はっ?!消えた…?」



綺琉は元々居なかったかのように消え
・・・・・・・
去った。



その場が騒然とする



殴れコールも無かったかの様に聞こえて来ない。



表面にでなかったとしても、その場にいる者は頭の中がパニックになっていた。



そんな中、落ち着きを取り戻した女子生徒が
神隠し?と口から漏れた。



それを始めとして、皆が騒ぐ。


幽霊


幻覚


錯覚



などと言い出していた。



居なくなってスッキリしたという者も出てきていた。



それと反対に自分の所為、自分達の所為と後悔する者も出てきた。



綺琉を殴ろうとした男もそうだ。



学校にはゆりの花が廊下に飾られた…