悲劇の少女と最悪の予言



私の頭から声が聞こえる

“この世界を守るのです。”



“己のために…。”



“愛する者のために…”



“全ては予言に…”



“私の名は白狼。また、会うでしょう”

そう言って白狼の声は遠ざかっていく。


『待って‼世界を守る?!予言って何!』


ーー待ってくれなかった。


疑問ばかりだ。


「綺琉?なんで…誰も居ないのに。どうしたの?」


ーーえ?聞こえていないの?


白狼の声が。


「シエル…ツヴェルフの一匹だ。白狼…。」



「ツヴェルフだって⁈なんでここに?」





ーーーーピカッ



思わず目を瞑る。

けど、眩し過ぎて光が強過ぎて…。



痛い。


「嘘だろ?これが…。」