結局40分もかかってしまった…。


急いで食べたつもりなのに。


「相変わらず食べるのが遅いな。」


「前からでしょ。取り敢えず行こう」


ドキドキする。

魔法……使えるかな?


外を見ると、城下町が広がっていた。


ほ、本当に国王だったんだ…。


行ってみたいな…。



「練習が終わったら行こうか。練習が先だよ。」


え?なんで私が思っている事を…。

あの犬神と同じで考えいることが分かるのかな?

『なんで、考えてることが分かるの?』


「声にだしていた。」


また、やっちゃった…。

口にださないように注意してたのに。


「ボーッとしてないで、早くいくよ。早く城下町行きたいでしょ?」


行きたい!

そう言って私は2人の後を早歩きで追いかけた