ーガヤッ…



「うわっ!新学期早々あいつのブス顏みるとかマジ最悪なんですけどぉー」


ブスだなんて知ってる…無自覚ではない。本当の事だ



「まだあいつ来てんの?」


「マジ、ありぇねー」


「視界から消えろ!」



そんな言葉を周りの者は私に浴びせる



もはや、日常となってしまった事を無視して自分の下駄箱へ向かう



私は悪い意味での注目を受けながらも下駄箱へと手を伸ばす。



その時に流れ出てくる手紙はラブレターなどではなく、もう来るな、死ねなどの内容だ。



そんな事も私のいつもの日常…。


手紙をゴミ箱に捨てて、早歩きで廊下わを通り教室へ足を進めようとする。