年上ヴァンパイア





「その名で呼ぶな。今は優魔だ。」


「そっかぁ、規則破っちゃったもんねぇ。」


「うるせぇ。何しに来たんだよ、お前。」


「そうだった。
この子、俺にくれるかな。」


悪魔はそういって、私を指差す。


「え……、私……?」


「梨穏は渡さねぇよ。」


「へぇ、梨穏ちゃんって言うんだ。
いいよ、渡さないって言うんだったら力ずくで奪っちゃうから。」