年上ヴァンパイア





このままだと、能力が発動してしまいそうで怖い。

そんなときだった。


「おい。その手、離せよ。」


どこからか声がした。
この聞きなれた声…。待ち望んでいた人だっ。

声の主は錦さんの手を私から離した。


「待たせて悪かったな、梨穏。」


「紫苑っ…!」