年上ヴァンパイア





「……し、おん…。」


すぐには離されない唇。
息が苦しくなってきて、紫苑の名前を呼ぶ。

すると、ゆっくり唇が離れていった。


「…ごめん…。
海でのこと、思い出したら…。」


「…ううん。」


「梨穏…。」


「…なに…?」


「俺、梨穏のこと、絶対離さないから。」