年上ヴァンパイア





「梨穏、ちょっといいか?」


紫苑が戻ってきて、私に声をかける。


「…うん。ごめん、穂乃、後で。」


「うん、おっけー。」


私は紫苑に人気の無いところに連れてこられる。


「こんなとこに来て、どうしたの?」


「血…。」


「あ、そのことね。
でも今じゃなくても…。」