「香水…?」


「うん。
なんか、紫苑に合いそうなの見つけたから。」


「…さんきゅ。嬉しい。
初めてもらった、プレゼント。」


「よかった。喜んでくれて。」


「梨穏、ごめん。
俺、何も用意してない。」


「ううん、いいよ。
1日一緒にいてくれたのが、何よりのプレゼントだもん。」


「そうか、よかった。
じゃあ、また明日。」


「うん、またね。」


紫苑は空へと飛びたった。