パパ彼

「へぇー、やっぱ一色って告白の返事も冷たいだぁ〜そこまで徹底的にしてたらもはやかっこいいじゃん」







「いやいやいや、かっこよくないよ莉々...あれは悪魔ですよ」





そう言い一色をジーっと見ていたら





目が合った。





いやホント一瞬だけ





え、もしかして話聞いてた?





んなわけないよね一色と私達結構距離あるし
その間には女子のキャーキャー言っている集団がいる




ないない、聞こえてるわけが




それに多分一色は私の存在を知らないと思う





学年が同じだけであってクラスなんて一度も同じになったことない





一色弘人は人気者で学園中の誰もが知ってる存在





それに比べて私は特に目立った存在ではない





だから一色弘人は私の存在なんて知らない