イジワルなキミの腕の中で



ふと窓の外を見ると真っ暗だったのでビックリした。



集中し過ぎていたせいで時間の感覚がわからなかったけど、どうやら随分経っていたようで図書室にはもう誰もいなかった。



もうすぐ下校の時間だから、そろそろ先生が見回りに来るかもしれない。



「すみません、こんな時間まで付き合わせちゃって」



なんだか急に申し訳なくなって恐る恐る先輩の顔を見上げる。



「敬語使うなっつってんだろ?この礼はクリスマスにたっぷり返してもらうから覚悟しとけよな」



「えっ!?ク、クリスマス、ですか……?」



お礼って

具体的に何をすればいいんだろう……?



バイト代も貯まったことだし、プレゼントを奮発するのもいいかもしれない。